GFR Fund ブログ始めます

一般

GFR Fundがスタートし、2022年で7年目を迎えます。これまでに投資数は50社を超え、投資先は順調に育ってきています。特に去年はRTFKTがNikeに買収されるなど非常に良い年となりました。世界的にも投資が活発な年となり、全世界で投資額は$643Bとなり、なんと2020年の$335Bを大きく上回る92%の成長となりました。引き続き、スタートアップの投資環境は非常に良好と言えます。

2022年の今年もエンタメ x コンシュマーの領域、シード・シリーズAを中心に見ていきます。領域は同じですがコロナ禍を経て、マーケットのトレンドは大きく変わったと実感しております。特に、ゲーミング・クリエイターエコノミー・NFT/Blockchainの3セクターはコロナ禍で大きく変わったセクターだと考えてます。

ゲーミング

コロナ前から大きなセクターではあったものの、2020年・21年と大きく伸びたセクターの一つと考えてます。20年、21年とコロナ前に比べてステイホームの機会が多かったことはもちろん、メタバース・NFT・Web3.0などゲームと相性の良いトレンドが盛り上がったことも起因してます。RobloxをはじめとするUGCタイプのプラットフォームもGenZを中心に盛り上がりを見せています。

クリエイター・エコノミー

クリエイターエコノミーも20年、21年と調達の多かったセクターの1つです。 ゲーミングと同様にステイホームの恩恵を受けたセクターと言えるでしょう。クリエイターの活動がますます活発化する中で、Patreon(2021年4月に$155Mを時価総額$4Bで調達)のようにクリエイターをサポートするスタートアップが多く登場しています。今後もクリエイターのマーケットは成長していくと考えています。

NFT/Web3.0

ブロックチェーンを活用し、エンタメ領域に応用する技術は2021年にもっとも盛り上がった分野の一つと言えるでしょう。Axie InfinityやRFTKTの成功を受けて、次々とスタートアップが参入している領域でもあります。NFTのマーケットプレイスであるOpenSeaがシリーズCで$300Mを調達(時価総額$13.3B)したことも年初から勢いをつける良いニュースとなりました。一方で、かなり多くのスタートアップが参入してきていますので、今後は競争が激しいセクターになると考えてます。

他にも20年から21年を通じて多くのセクターが成長を遂げてきました。例えばXR、 eSports、 Media、 Fintech、マーケットプレイスなどに大きな変化が見られます。コロナ禍におけるトレンドの変化を受けて、2022年はより多くのイノベーションの種が多い年だと感じています。スタートアップの成長はこれまで以上に強いものがみられると考えてます。一方で、IPOマーケットに少し陰りがみられるなど、投資状況としては若干減速が見られるかもしれません。どのような状況でも力強く成長できる良いチーム・良いプロダクトに会えるのを楽しみにしています。

GFR Fund ブログを始めます

2022年より、米国投資の最前線をより広く伝えるためにGFR FundブログとGFR Fundメルマガを始めます。GFR Fundの米国における投資活動、業界の最前線など他にはない情報を発信していきます。どちらも同じ内容を発信して参りますが、最新情報を常に受け取るためにも是非ニュースレターにもご登録よろしくお願いします。

今年も一年よろしくお願いします。

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